痩せているのに肥満!?”隠れ肥満”の実態とは???

BMIが18の人の体型をイメージできますか?

BMI18は低体重に該当するため、痩せている体型の人がイメージできると思います。
具体例を挙げると、身長158cmで体重が45kgくらいの人です。

BMIの値だけでみると「痩せている人」ですが、”ある条件”を満たせば肥満に該当してしまいます。

”ある条件”とは、ズバリ体脂肪率

年齢によって若干基準は変わりますが、おおむね女性は体脂肪率40%以上、男性は体脂肪率30%以上で肥満認定されてしまいます。

つまり、たとえBMIが18であったとしても、体脂肪率が30%~40%を超えてしまうと肥満ということになります。

通称「隠れ肥満」ですが、なぜ痩せているのに体脂肪率が高くなるのでしょうか?

隠れ肥満になってしまう原因とは?

人によって様々ですが、隠れ肥満になってしまう主な要因は以下の2つです。

  • 食生活の乱れにより、脂肪が蓄積される
  • 運動不足により、脂肪の燃焼が促進されない

ここで考えないといけないことは、運動をせずに食事制限だけで行うダイエットは、隠れ肥満になってしまう危険性が高くなるということです。
食事制限だけで行うダイエットは、総じて低カロリーを意識しているため、栄養素のバランスが偏ってしまう場合があります。
必要な栄養素が考慮された食事量の制限ならそこまで問題ないのですが、体重を落とす即効性のみに目を向けたダイエットは危険です。

例えば、果物のみを食べるダイエットですが、体重を落とすには効果的です。
しかし、果物だけではタンパク質が不足するため、筋肉消費して体重を落としてしまいます。
また、果物には糖分が多く、エネルギーとして使われなかった糖分脂肪に変換されてしまいます。
つまり、筋肉の量が減って相対的に体脂肪率がアップしたところに新規脂肪が追加されてしまうイメージです。

特に女性は、女性ホルモンの関係で体脂肪がつきやすいので注意が必要です。

りんご

体脂肪率が高いと痩せにくい?

せっかく体重が落ちても、隠れ肥満になってしまった場合、代謝が落ちるため痩せにくくなります。
さらに筋肉が減っているので、運動するにも一苦労です。

これでは、痩せたくてもなかなか思うように減量することは、なかなか難しいのではないでしょうか?

そのため、体脂肪率が高いと痩せにくいと言えます。

ダイエットを成功させるカギは体脂肪率!

体重やBMIにばかり目を向けると忘れがちになってしまいますが、体脂肪率を落とすことで代謝がよくなり脂肪の燃焼も促進されます。
そのため、体脂肪率を落とすことができれば、体脂肪率を落とさないダイエットよりもリバウンドするリスクは軽減されます。

体脂肪率を落とすためには食事の栄養管理が重要です。
タンパク質を適度に取り、炭水化物や糖質、油分を取り過ぎないようにすることを心掛けることで、体脂肪の比率を減らしていけます。
また、”消費カロリー>摂取カロリー”となるような食事の量を意識することも大切です。
体脂肪を減らすことだけでいえば、食事内容を意識するほうが適度に運動することよりも効果がありますので、是非意識して取り組んでみてください。
(もちろん適度な運動も合わせて行うと、より効果的です。)

筋肉が適度についた美しいボディラインで、より快適なライフを満喫できるように今一度、体重やBMIと合わせて体脂肪率とも向き合ってみてはいかがでしょうか。







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